好きが伝われ

「そうですけど?あなたもあっちの方にある高校生ですよね。

てか、高校生ならもっと自信もってしっかり防いだらどうですか?あんなチンピラ」


「高校生にお説教?」

少しムッとした私は、言い返す。



「あんなコンビニ辞めれば。あーいうのしか来ないし。
つーか顔、イケてるんだし、もっと自信持てば?」



顔イケてる…?私が?


普段そんなこと言われないもんだから、少し照れた。



「じゃ、俺こっちだから。さよなら」

「名前なんて言うの?!」


とっさに名前を聞いてしまってた。


少し嫌そうな顔をしてから

「教えるけど、訴えたりとかしないよね?

少年に侮辱されましたとか言って」


「まさか!そんなことしないわよっ」


変なことを疑う彼が少し可愛かった。



「塩谷翔太。訴えんなよー」


塩谷翔太…

この辺の子なら私の高校に来るかもしない。



もし来た時のために、、、可愛くならなくちゃ。
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