ちゃんと伝えられたら
「それをもう少し早く終わらせる事は出来ないか?俺と共にデスクを移動してもらいたい。今日中にそこまで終わらせたい。」

「分かりました。」

私はそっとうなずく。

「このフロアのあの一角にプロジェクト専用の場所をもらった。あそこへ移動して、明日からはプロジェクトに集中して欲しい。」

「では、仕事にキリがついたら、声を掛けさせてもらいます。」

坂口さんはスッと手を上げると、自分のデスクに戻った。

「篠田、仕事を回してもいいよ。」

そう沢野さんは言ってくれたが…。

「私に任せてもらった仕事は頑張って自分でします。」

沢野さんはニッコリと笑った。

「篠田のそういう所が好きよ。よし、頑張れ。」

それからずっとパソコンに向かっていた私。

「仕事は終わりそう?」

< 27 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop