ちゃんと伝えられたら
沢野さんが心配そうに言ってくれたのは、定時を1時間ほど過ぎてから。
「あっ、もうこれで終わりますから。」
書類の最終チェックに赤ペンを持って、私は答える。
「了解、じゃあ、先に帰らせてもらうね。明日からデスクが離れてしまうのは寂しいわね。」
新入社員の時からずっと指導をしてもらっている沢野さん。
「沢野さんにいつもすぐに質問できる隣に居てもらったから、何でも教えてもらえて、やっと仕事が出来るようになったんです。私の方こそ心細いですよ。」
私は少し情けない表情をする。
「大丈夫。」
私達の会話に入って来たのは坂口さん。
「これからは俺がしっかりそばで指導するから、沢野も安心しろ。」
沢野さんは意味深に笑って、坂口さんを見る。
「指導が厳し過ぎて、すぐに篠田に私の横に戻りたいって言わさないようにして下さいね。」
「あっ、もうこれで終わりますから。」
書類の最終チェックに赤ペンを持って、私は答える。
「了解、じゃあ、先に帰らせてもらうね。明日からデスクが離れてしまうのは寂しいわね。」
新入社員の時からずっと指導をしてもらっている沢野さん。
「沢野さんにいつもすぐに質問できる隣に居てもらったから、何でも教えてもらえて、やっと仕事が出来るようになったんです。私の方こそ心細いですよ。」
私は少し情けない表情をする。
「大丈夫。」
私達の会話に入って来たのは坂口さん。
「これからは俺がしっかりそばで指導するから、沢野も安心しろ。」
沢野さんは意味深に笑って、坂口さんを見る。
「指導が厳し過ぎて、すぐに篠田に私の横に戻りたいって言わさないようにして下さいね。」