ちゃんと伝えられたら
私はそんなスマホに気が付いていたが、覗く気にもならない。

「明日もこんな風に過ごしちゃうのかな…。」

たった一つの予定が潰れただけなのに、この有様だ。

坂口さん…、一緒にドライブ行きたかったな…。

私は急に立ち上がると、夕食も取らずに寝る支度を整える。

とにかく寝てしまおう。

そして明日は起きた時点で何をするか考えよう。

そう割り切ってしまうと、少しだけだけれど気持ちが落ち着いて来た。

やはりすぐには寝付けなかったけど、仕事の疲れはしっかり溜まっている。

「おやすみなさい、明日も頑張って下さい、坂口さん。」

私は身体を横たえると、次第に深い眠りに落ちていった。

何だかしっかり眠ったはずなのに、身体が重い。

「おはよう、私。」

目を大きく見開き、気落ちしている自分にハッパを掛けるかのように声に出す。

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