教育係の私が後輩から…
「で、ここどこ?」
イタズラ電話のせいで、まだ、仕事が残ってる。T社との明日の打ち合わせの資料を、朝までに作らないといけないのだ。こんな所で星を見てる場合じゃない。
「さぁ?」
「さぁ?って…ふざけてるの?」
「先輩、少し余裕持ちましょうよ? 」
はぁ?
「あなたはいつも頑張りすぎます。
甘える事も覚えた方が良い。」
なに言ってるの?
「それに事を急いては、
良い方には進みませんよ?」
「なにのんきなこといってるの!?明日の朝までに…」
「必ず、守ります! 会社もあなたも!」
今までにない、真っ直ぐで、真剣な眼差しを向ける誠一郎に戸惑ってしまう。
いつもと違う誠一郎に、心臓が掴まれたみたいに痛くて…
何だろう…これ?
初めて感じる。
私、どこかおかしいの…?
「それに適当に走ったので…
本当に分かんないんですよ?」
はぁ!?
ちょっと、カッコいいかもって思った私の気持ち返せ!