教育係の私が後輩から…
バーを出ると、雨が降り出していて、連絡を入れておいた、恭子は赤い傘をさして、既に待っていてくれた。
恭子は、学生時代からの友人で、今は、SAKURA HOTELで、バトラーとして働いている。
さっきトイレに入った際、迎えに来て欲しいと連絡をしていたのだ。
良かった…
「恭子、待った?」
私は恭子に駆け寄り、抱きつくと、"ごめん" と、だけ囁いて、恭子の唇にキスをした。
ギョッとする恭子の腕を組み、そそくさと誠一郎のもとを去ろうとした。
しかし、誠一郎は私達の前に立ち塞がった。