教育係の私が後輩から…

「宣美、いつまで仕事するんだよ?!」

「ちょっちょっと!
会社で呼び捨てにしないでって言ったでしょ!?
会社の人にバレたらどうするのよ!?」

「もう誰も居ないから別に良いだろ?
いい加減帰るぞ!?」

「帰りたければ、一人で帰ればいいじゃない?」

「はぁ?なに言ってるんだ!
明日は、俺、専務に付いて神戸なんだぞ?
それも、泊まりで!」

「それが何か?」

「行きたくもないのに、お前が行けって言うから、仕方なく行くんだからな!?
ご褒美に行く前に抱かせろよ!?」

しるか!?
仕事で行くのに、ご褒美もなにもあるか!?

「もうすぐ9時になるんだぞ? ほら!帰るぞ!?」

「えっ9時? あー本当だ…」

「ホント宣美は、仕事モードに入ると、なにも見えなくなるな?」

「そんな事ないと思うけど…?」

誠一郎は、私の座る椅子を反すと、無理やり唇を重ね、口内へと舌を滑り込ませた。そして私の歯列をなぞり、舌を絡みとり吸い上げる。

苦しい…
もう…だめ…

「んっ」

あまりの苦しさに私は誠一郎の胸を叩く。

「どうした?」

「ハァハァ…苦しいかった…死ぬかと思った。」

「ふっ…そりゃー息止めてたら苦しいわ?」

「だってどうしたらいいか知らないもん!」

「普通に鼻で息してりゃ良いんだよ?
キスの仕方なんて俺と同じ様にして?ほら!」

同じようにって…

目を瞑り『早く』と言う誠一郎の唇へ恥ずかしくていき良いよくキスをしたら、歯がぶつかり、誠一郎に笑われてしまった。

「笑わないでよ!
キスだって誠一郎が初めてなんだから!」

「宣美の初めてが、もう一つ俺の物になったんだな?」

誠一郎は嬉しそうに微笑むと、
「まぁ、今は、この辺で許してやるよ?
こんど練習な? じゃ、帰るぞ?」

練習…?
私にはハードル高そう…




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