幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
「あー……せっかく僕がつけたやつ隠しちゃダメじゃん」
わたしの首元を見ながら言った。
「こんなので隠したら意味ない」
首元に榛名くんの手が伸びてきて、絆創膏を簡単に剥がされてしまった。
榛名くんがそばに近づいてくると、意識が全て榛名くんに集中する。
そばにいて、わたしに触れているんだって思うと、身体の熱がどんどん上がってくる。
「……顔赤いよ、ひな」
「っ!」
意識しないつもりで接しようとしても、
そんな器用なことわたしができるわけない。
自分をコントロールできない。
「……かーわい。僕のこと意識してるの?」
「っ……、」
わたしの反応をからかうように、
言葉で攻めてくる。
「答えないってことは意識してんだ?」
口角を上げて、ニヤッと笑う表情は余裕そのもので、楽しんでいる。
「もっとさ……意識させるよーなことしたらどんな反応してくれる?」
そう言って、わたしの髪に指を絡めて、
耳元に顔を近づけた時だった。