幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
「ひなってこーゆーの慣れてないんだ?」
ば、バカにされてる。
だけど、図星だから言い返す言葉がない。
「そ、そんなことどうでもいいから、早く離し……ひゃっ!」
薄いTシャツの上から背中をツーっと指でなぞられた。
「いい声出すね」
「な、何言って……」
この人は朝からネジが外れてるレベルで暴走してる。
「い、いい加減にしないと……」
わたしがまだ話している途中だっていうのに、お構いなしに遮って。
「……へー、意外とあるじゃん」
「は、は……い?」
い、いきなり何言って……
「身体引っついてみたら幼児体型でもなさそー」
「……は、はぁ!?」
「まあ、もう少し大きいほうが好みだけど」
「さ、サイテー!!ありえない!!」
枕を引っこ抜いて、榛名くんの顔面に投げつけて、部屋を飛び出した。