幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
***
あれから、身支度をさっさと済ませて
、いつもより早く学校に登校してきた。
「あれ、雛乃おはよ。今日早いんだね?」
教室に着いて席に座ると、友だちの野上杏奈(のがみあんな)が声をかけてくれた。
「あぁぁ、杏奈おはよう……」
「なんかお疲れ?」
「うん、だいぶお疲れ……」
杏奈とは中学、高校と一緒で、ずっとわたしと仲良くしてくれている大切な存在。
いつも相談に乗ってくれたりする、心強い存在でもあったりする。
今回の榛名くんと同居の件も相談したいくらい。
まあ、また時間があるときに、たっぷり話を聞いてもらおう。
今日は朝から学年集会があるから、あんまり時間ないし。
「あれ?雛乃リボンは?」
「んえ?」
杏奈にそう言われて、視線を落とすと、見事にリボンを忘れてきていた。
朝バタバタしてたせいで、つけてきたつもりで、ちゃんとつけていなかったみたい。