幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



さ、最悪だ……。学年集会があるっていうのにリボンを忘れるなんて。



「ど、どうしよ。誰かリボン持ってないかな」

「みんな一つしか持ってないよ」

「だよね……」



はぁぁぁ……こんなことになったのも、全部榛名くんのせいだ……!


昨日から災難なことばかり続いていて、泣きたくなる。



「とりあえず生徒指導室行ってきたほうがよさそうじゃない?」


「うぅ……やだなぁ。先生怖いし」



生徒指導の先生ってオーラからして怖いじゃん。怒ってなくても怖いし。


「仕方ないよ。忘れたって言ったほうがいいんじゃない?あとでバレたときのほうが厄介だろうし」


「そうだよねぇ……」


諦めて生徒指導室に行こうとしたときだった。


前の扉のほうから、聞きたくもない声が聞こえてきたのは。

< 39 / 391 >

この作品をシェア

pagetop