幼なじみの榛名くんは甘えたがり。
さ、最悪だ……。学年集会があるっていうのにリボンを忘れるなんて。
「ど、どうしよ。誰かリボン持ってないかな」
「みんな一つしか持ってないよ」
「だよね……」
はぁぁぁ……こんなことになったのも、全部榛名くんのせいだ……!
昨日から災難なことばかり続いていて、泣きたくなる。
「とりあえず生徒指導室行ってきたほうがよさそうじゃない?」
「うぅ……やだなぁ。先生怖いし」
生徒指導の先生ってオーラからして怖いじゃん。怒ってなくても怖いし。
「仕方ないよ。忘れたって言ったほうがいいんじゃない?あとでバレたときのほうが厄介だろうし」
「そうだよねぇ……」
諦めて生徒指導室に行こうとしたときだった。
前の扉のほうから、聞きたくもない声が聞こえてきたのは。