幼なじみの榛名くんは甘えたがり。



お願いだから注目浴びてるって自覚してよ……!!



「せっかく忘れ物届けに来てあげたのに」

「へ……、忘れ…もの?」


するとズボンのポケットに手を突っ込んで、ヒラヒラとわたしに見せてきた。



「リボン、ウチに忘れてた」

「っ!?」


内心ひやっとした。
いや、ひやっどころじゃない。



クラス中が騒ついた。
きっと、誰もが思っただろう。


こいつらどういう関係なんだよって。


間違いなく、変な関係だと思われたに違いない。


せめて、もっとひっそり届けてくれればよかったものを。

こんな堂々とされたら、もう何も言い返す言葉が見つからない。



「これ、必要でしょ?」


そりゃ、必要だけども……!
持ってきてくれてありがたいけども…!

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