限りない愛~甘い彼に心揺れて~
そんなふうに言われたら、社長がかわいそうじゃないかな。
社長は力なくフッと笑って、口を開いた。先ほどまでの目力はなくなっていて、穏やかな目になっていた。
「大祐に黙って、宮坂さんを呼んだのは悪かった。そうだな、大祐と家に来てもらえば良かったね。結婚したい人がいると聞いて、うちで働いていると言うからぜひともお会いしたいと先走ってしまったよ。宮坂さん、すまないね」
「い、いえ。とんでもございません」
「大祐は本当に大切に想っているんだね」
大ちゃんは私の肩を引き寄せて、小さく頷く。
「なにがなんでも守りたい人ですから」
「副社長……」
力強い言葉に胸が熱くなり、大ちゃんを見つめた。彼も私を見る。守ってくれるのは嬉しいし、私も守りたい。
多分まだまだ前途多難だと思うが、いつも彼のそばで彼のために出来ることをしたい。
「真帆を俺のところに連れていこうと思ったけど、それの説明が終わってから来て」
「はい、分かりま……は……」
「ん?」
「は、へっ、 はっくしょん! あ……すみません……」
社長は力なくフッと笑って、口を開いた。先ほどまでの目力はなくなっていて、穏やかな目になっていた。
「大祐に黙って、宮坂さんを呼んだのは悪かった。そうだな、大祐と家に来てもらえば良かったね。結婚したい人がいると聞いて、うちで働いていると言うからぜひともお会いしたいと先走ってしまったよ。宮坂さん、すまないね」
「い、いえ。とんでもございません」
「大祐は本当に大切に想っているんだね」
大ちゃんは私の肩を引き寄せて、小さく頷く。
「なにがなんでも守りたい人ですから」
「副社長……」
力強い言葉に胸が熱くなり、大ちゃんを見つめた。彼も私を見る。守ってくれるのは嬉しいし、私も守りたい。
多分まだまだ前途多難だと思うが、いつも彼のそばで彼のために出来ることをしたい。
「真帆を俺のところに連れていこうと思ったけど、それの説明が終わってから来て」
「はい、分かりま……は……」
「ん?」
「は、へっ、 はっくしょん! あ……すみません……」