限りない愛~甘い彼に心揺れて~
返事をしている途中で鼻がムズムズして、くしゃみが出そうになり、なんとか抑えそうとしたが、無理だった。盛大なくしゃみに社長が目を丸くさせていた。
一応急いでハンカチをポケットから出して押さえたが、恥ずかしい。
その時、バサッと何かが肩に掛けられた。首を動かしてそれを見ると、紺色の服?
「真帆、大丈夫? 風邪引いた?」
「え、いえ。風邪ではないと」
慌てた声の大ちゃんを見ると彼はスーツを上着をいつの間にか脱いでいて、今私に掛けられたのはその上着だった。
彼の素早い行動と焦る声には困惑してしまう。くしゃみくらいで、どうしたというのだろう。
「風邪じゃないから、ほこりか? この空調から出てるのかな。すぐに掃除をしてください」
大ちゃんは天井にあるエアコンを指差して、社長秘書に指示する。
「え、ううん。ほこりでもないと思います」
「じゃ、どうして? 花粉症の季節でもないから、やっぱり風邪引いたんじゃないの? 引き始めかもしれないから、今すぐ早退して栄養あるものを食べて、薬を飲んで、早くに寝た方がいい」
一応急いでハンカチをポケットから出して押さえたが、恥ずかしい。
その時、バサッと何かが肩に掛けられた。首を動かしてそれを見ると、紺色の服?
「真帆、大丈夫? 風邪引いた?」
「え、いえ。風邪ではないと」
慌てた声の大ちゃんを見ると彼はスーツを上着をいつの間にか脱いでいて、今私に掛けられたのはその上着だった。
彼の素早い行動と焦る声には困惑してしまう。くしゃみくらいで、どうしたというのだろう。
「風邪じゃないから、ほこりか? この空調から出てるのかな。すぐに掃除をしてください」
大ちゃんは天井にあるエアコンを指差して、社長秘書に指示する。
「え、ううん。ほこりでもないと思います」
「じゃ、どうして? 花粉症の季節でもないから、やっぱり風邪引いたんじゃないの? 引き始めかもしれないから、今すぐ早退して栄養あるものを食べて、薬を飲んで、早くに寝た方がいい」