限りない愛~甘い彼に心揺れて~
「顔色も悪くないし、元気に見えるけどね。ね、宮坂さん、どこか具合が悪い?」
「いえ、どこも悪くなく、健康です」
社長に返事をしてから、大ちゃんを見るがまだ心配そうな顔をしている。
「本当に大丈夫? 病院に行かなくても平気?」
「はい、大丈夫です。副社長、心配しすぎですよ」
「そうか、大丈夫なら良かった。でも少しでも変だなと思ったら、言って。いつでも病院に連れていくから」
「はい、その時はよろしくお願いします」
きっとその時は来ない。副社長は心配そうに何度も振り返って、社長室を出ていった。
これで、やっと説明が出来る。再度社長と向き合うと社長はテーブルの上にあった資料を手に持った。
聞く姿勢になってくれたことに内心ホッとして、今度はパソコンも開いて、テーマから説明を始める。
「そちらに書いてある通りなのですが、来年には元号が変わりますので、平成を振り返って今までの歩みと統合したことによるビジョンについて、評論家と対談していただきます」
「対談する評論家は誰?」
「大野憲一さんです」
「あー、大野さんね」
「いえ、どこも悪くなく、健康です」
社長に返事をしてから、大ちゃんを見るがまだ心配そうな顔をしている。
「本当に大丈夫? 病院に行かなくても平気?」
「はい、大丈夫です。副社長、心配しすぎですよ」
「そうか、大丈夫なら良かった。でも少しでも変だなと思ったら、言って。いつでも病院に連れていくから」
「はい、その時はよろしくお願いします」
きっとその時は来ない。副社長は心配そうに何度も振り返って、社長室を出ていった。
これで、やっと説明が出来る。再度社長と向き合うと社長はテーブルの上にあった資料を手に持った。
聞く姿勢になってくれたことに内心ホッとして、今度はパソコンも開いて、テーマから説明を始める。
「そちらに書いてある通りなのですが、来年には元号が変わりますので、平成を振り返って今までの歩みと統合したことによるビジョンについて、評論家と対談していただきます」
「対談する評論家は誰?」
「大野憲一さんです」
「あー、大野さんね」