限りない愛~甘い彼に心揺れて~
くしゃみをしただけで、サボることは出来ません……。
大ちゃんはどこから出してきたのかボルドー色のブランケットを私にかけようとする。本気で寝かされる?
全然眠くないのだが、どうしたら分かってくれるのだか……。
「大変お待たせしました」
断る言葉を考えていたら、トレイを手にした豊川さんが入ってきた。トレイの上には白っぽいティーポットとカップが乗っていて、茶葉の香りが漂ってきた。
この独特の香りはジャスミンティー。
「会社になく、外に出て買ってきましたので、遅くなりました。宮坂さん、どうぞ」
「え、私にですか?」
「俺が頼んだんだよ。リラックスして休むにはジャスミンティーを飲んだらいいかと思ってね」
「それで……。豊川さん、お忙しいのにわざわざすみません」
会社にジャスミンティーの葉は常備されていない。自動販売機にペットボトルのはあるが、それではダメだと大ちゃんが言ったのに違いない。
大ちゃんのわがままな要求に応じてくれたのだろうけど、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
大ちゃんはどこから出してきたのかボルドー色のブランケットを私にかけようとする。本気で寝かされる?
全然眠くないのだが、どうしたら分かってくれるのだか……。
「大変お待たせしました」
断る言葉を考えていたら、トレイを手にした豊川さんが入ってきた。トレイの上には白っぽいティーポットとカップが乗っていて、茶葉の香りが漂ってきた。
この独特の香りはジャスミンティー。
「会社になく、外に出て買ってきましたので、遅くなりました。宮坂さん、どうぞ」
「え、私にですか?」
「俺が頼んだんだよ。リラックスして休むにはジャスミンティーを飲んだらいいかと思ってね」
「それで……。豊川さん、お忙しいのにわざわざすみません」
会社にジャスミンティーの葉は常備されていない。自動販売機にペットボトルのはあるが、それではダメだと大ちゃんが言ったのに違いない。
大ちゃんのわがままな要求に応じてくれたのだろうけど、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。