限りない愛~甘い彼に心揺れて~
「兄自慢のお店をそんなふうに感動してもらえると、私までもが嬉しくなります」
兄がここを開店したのは、3年前。兄たちが住むマンションからここまで電車で20分とそれほど近くはないが、この物件に一目惚れしたそうだ。
ここは貸店舗で、前はフレンチレストランだったらしい。建物はそのままで、外壁を塗り替えてこのガーデンにこだわったと聞いた。
ガーデンはあまり広くない。店内から見える部分が全部なのだけど、外部の景色が見えないよう大きな樹が植えられたりと工夫されている。
そのせいかここで食事をしている間は非日常空間にいるように感じられるのだ。それが、兄の狙いでもあり、このレストランの魅力でもある。
「いらっしゃい。お任せでいいんだよね?」
「うん。幹太くんのおすすめでお願いするよ。幹太くんの料理が楽しみで、昨夜はなかなか寝つけなかったよ」
「大祐、かわいいこと言ってくれるね。良いものを食べる機会が多い大祐を満足させられるか不安だったけど、俺なりの自信作を味わってもらうよ。口に合わなかったらさ、遠慮なく言って。今後の参考にさせてもらうから」
兄がここを開店したのは、3年前。兄たちが住むマンションからここまで電車で20分とそれほど近くはないが、この物件に一目惚れしたそうだ。
ここは貸店舗で、前はフレンチレストランだったらしい。建物はそのままで、外壁を塗り替えてこのガーデンにこだわったと聞いた。
ガーデンはあまり広くない。店内から見える部分が全部なのだけど、外部の景色が見えないよう大きな樹が植えられたりと工夫されている。
そのせいかここで食事をしている間は非日常空間にいるように感じられるのだ。それが、兄の狙いでもあり、このレストランの魅力でもある。
「いらっしゃい。お任せでいいんだよね?」
「うん。幹太くんのおすすめでお願いするよ。幹太くんの料理が楽しみで、昨夜はなかなか寝つけなかったよ」
「大祐、かわいいこと言ってくれるね。良いものを食べる機会が多い大祐を満足させられるか不安だったけど、俺なりの自信作を味わってもらうよ。口に合わなかったらさ、遠慮なく言って。今後の参考にさせてもらうから」