限りない愛~甘い彼に心揺れて~
珍しく謙虚になっている兄は、かつての幼なじみに食べてもらうことを緊張しているようだ。
だけど、兄の自信作に副社長は、アンティパストから食材のこだわりを感じるフルコース料理に舌鼓を打った。
ワインを飲みながらの食事は、今と過去を交えた会話を盛り上げた。楽しく笑う副社長に私は時々ドキドキしたけれど、心はなごんでいた。
デザートであるティラミスを食べ終えた時、兄が再び登場。
「お口には合いましたでしょうか?」
ちょっと他人行儀風な聞き方にする兄を、副社長は笑う。
「ああ、最高に美味しかった。どの料理を丁寧に作っていてこだわりを感じたよ。幹太くんは意外に繊細なんだなと感心もした」
「なんだよ、その意外にって。俺は昔から常に繊細な心を持っているんだからな」
「あはは、そうか。でも、本当に長居したくなるほどここの雰囲気も良くて、来て良かった。また来るね」
笑いあう二人を見て、私も亜依子さんも笑った。本当に楽しい時間だった。
このあとは真っ直ぐ送ってくれるのかな?
まだ話足りないし、なんだか別れがたい。
「真帆、もう少し話しないか? 飲みながらでも。まだ時間は大丈夫だよね?」
だけど、兄の自信作に副社長は、アンティパストから食材のこだわりを感じるフルコース料理に舌鼓を打った。
ワインを飲みながらの食事は、今と過去を交えた会話を盛り上げた。楽しく笑う副社長に私は時々ドキドキしたけれど、心はなごんでいた。
デザートであるティラミスを食べ終えた時、兄が再び登場。
「お口には合いましたでしょうか?」
ちょっと他人行儀風な聞き方にする兄を、副社長は笑う。
「ああ、最高に美味しかった。どの料理を丁寧に作っていてこだわりを感じたよ。幹太くんは意外に繊細なんだなと感心もした」
「なんだよ、その意外にって。俺は昔から常に繊細な心を持っているんだからな」
「あはは、そうか。でも、本当に長居したくなるほどここの雰囲気も良くて、来て良かった。また来るね」
笑いあう二人を見て、私も亜依子さんも笑った。本当に楽しい時間だった。
このあとは真っ直ぐ送ってくれるのかな?
まだ話足りないし、なんだか別れがたい。
「真帆、もう少し話しないか? 飲みながらでも。まだ時間は大丈夫だよね?」