限りない愛~甘い彼に心揺れて~
副社長室に入るなり、私は口を尖らせて、不平を唱えた。
そんな私に副社長は真剣に応じてくれて、その言い方に子供扱いされていないと感じたが……素早くスーツの上着をソファに放り投げて、近付く副社長に私は身動きできなくなる。
副社長は目の前まで来て、私の左頬に手を当てる。身動き出来ない私は副社長をまっすぐと見ているしかない。
子供にしなくて、大人にすることって何?
「そんな目で見られたら、困るんだよ」
「そんなって?」
「真帆は俺が嫌い?」
「嫌いじゃない」
「じゃあ、好き?」
彼の顔は息のかかる距離まで近付いている。思わず唾を飲み込む。
きっと私は副社長の求めている答えをあげられる。でも……。
ああ!
でもじゃない。
考えることなんて何もない。思うままに伝えればいい。
「好き」
「うん、俺も」
まさか副社長も同じ気持ちだったなんて! と思う間もなく……私の口は彼の口で塞がれた。
優しく三回ほど軽いキスをされる。そっと離れた彼を見上げると頬が少し赤くなっていた。きっと私の方が赤みは強いはず。
恥ずかしいけど、嬉しい。そう、私は今初めて自覚した。副社長が好きだと。
そんな私に副社長は真剣に応じてくれて、その言い方に子供扱いされていないと感じたが……素早くスーツの上着をソファに放り投げて、近付く副社長に私は身動きできなくなる。
副社長は目の前まで来て、私の左頬に手を当てる。身動き出来ない私は副社長をまっすぐと見ているしかない。
子供にしなくて、大人にすることって何?
「そんな目で見られたら、困るんだよ」
「そんなって?」
「真帆は俺が嫌い?」
「嫌いじゃない」
「じゃあ、好き?」
彼の顔は息のかかる距離まで近付いている。思わず唾を飲み込む。
きっと私は副社長の求めている答えをあげられる。でも……。
ああ!
でもじゃない。
考えることなんて何もない。思うままに伝えればいい。
「好き」
「うん、俺も」
まさか副社長も同じ気持ちだったなんて! と思う間もなく……私の口は彼の口で塞がれた。
優しく三回ほど軽いキスをされる。そっと離れた彼を見上げると頬が少し赤くなっていた。きっと私の方が赤みは強いはず。
恥ずかしいけど、嬉しい。そう、私は今初めて自覚した。副社長が好きだと。