Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~
食器を片付け終わってすることがなくなった千紗子は、途端に雨宮と二人きりの空間が落ち着かないものになってくる。
誰もが見惚れる容姿を持った職場の上司と、夜中同じく部屋に二人っきり。
しかも、二人ともお風呂上りの無防備な姿で。
そんな状況に昨日今日で慣れるわけないのだ。
「千紗子は明日も早番だろう、もう寝た方がいい。」
そわそわと落ち着かない千紗子に気付いたのか、雨宮は彼女を早くも寝室に送り出す。
「俺はまだ少し仕事をしてから寝るから。さ、気にしないで、もう寝て。」
「……では、お先に失礼します。おやすみなさい。」
「ああ、おやすみ。」
片手を上げて千紗子に返事をする雨宮をあとに、千紗子はリビングの扉を閉めた。