Sweet Healing~真摯な上司の、その唇に癒されて~

 「一彰さん……」

 「そんな顔しないで。ちぃを困らせたくて言ったわけじゃないよ。」

 「……はい。」

 目を伏せながら小さく返事をした千紗子に、一彰はふっと息を吐きながら微笑んだ。

 「それよりも、ちぃはいつになったらその他人行儀な敬語をやめてくれるんだ?」

 「え?」
 
 「俺としては『さん』も要らないんだけどな。いつだったか、ちぃが怒りながら『一彰』って呼んでくれたのが嬉しかったんだけど?」
 
 「あ、あれは、だって……」

 しどろもどろになる千紗子に、一彰は笑いながら手を伸ばす。

 「せめて今から敬語無しで。敬語三回ごとに罰として俺にキスすること。」

 「ええっ!!」

 目を大きく見開いた千紗子に、一彰は「はい、はじめ。」と号令を掛けた。

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