24時間の独占欲~次期社長が離してくれません~
「お邪魔しま……っ!?」
自宅の玄関に入るなり、彼に唇を奪われた伊鈴は、驚いて目を丸くした。
(こ、煌さんっ!?)
「んっ……ふっ……」
舌を絡めたキスの合間に漏れる伊鈴の吐息で、平日我慢していた理性が崩れ出す。
立花は、彼女の細い腰を片腕で引き寄せ、うなじに沿えた大きな手で逃げ場を奪った。
(もう限界だ。抱きたい)
三分ほど経って、ようやく唇を解放された伊鈴は、すっかり身体から力が抜けてしまい、立花に抱きかかえられて入った。
「煌さん、ブーツ……」
「すぐに脱がせてやるから」
黒いファーが襟元と袖口を飾っているカシミアコートも、履いたままのブーティーも、彼が伊鈴にプレゼントしたもの。
先週末は特別な記念日でもなかったが、デート中に見つけてとても似合っていたという理由だけで買ってしまうほど、伊鈴を甘やかしている。