24時間の独占欲~次期社長が離してくれません~
食事を済ませ、立花が店から持ってきた〝和ショコラ〟をつまみに、日本酒を飲む。
和ショコラは、大納言とチョコレートを合わせた和洋折衷の商品で、冬季限定ということもあり人気がある。伊鈴に食べたいと言われていたのを覚えていたのだ。
しかし、頬を染めゆく伊鈴は、とうとう酔いが回り、隣に座っていた立花の肩にもたれかかった。
扇子で扇がれ、白檀の香りがそよぐ。
(幸せだなぁ。煌さんとずっと一緒にいたい……)
「……好き」
伊鈴が酔いに任せて呟いたそれを聞いた立花は、猪口にあった残りを飲み干し、畳と座布団の上に彼女を押し倒した。
(襦袢を着せたままだったのは、失敗だったな……)
色気が目に見えるような今夜の彼女は、なにもせずとも立花の欲を掻き立てる。
潤んだ瞳で見上げられ、吸い込まれるように口づけた彼は、自分で結んだ紐を解いて、彼女の肌を晒した。