24時間の独占欲~次期社長が離してくれません~
きっと、彼女の人生で1番の恋だったのだろう。
結婚を意識するほど好きで、一生をかけて添い遂げる覚悟をするような……。
「今夜は、俺が守るから。だから、いい夢を見て」
すっかり眠ってしまった伊鈴の額にかかった髪を、そっと掻き上げる。
そして、悪い夢や悲しい想いから彼女を守るような、やわらかいキスを落とした。
――自然と眠りが浅くなって、ゆっくりと呼吸する。
ほのかに感じる白檀の香りに、ベッドの中で身体を反転させ、現実を見た伊鈴は息を止めた。
(そっか。昨日、あのまま寝ちゃったんだな……)
隣には、ツンとした鼻先を天に向けた、綺麗な立花の寝顔がある。
そして、視線を落としたところで、今度は目を見開いた。
(は、裸っ!?)
立花の肩回りが薄掛けから覗いていて、ドキッとしてしまった。