略奪宣言~エリート御曹司に溺愛されました~
「会えないのは仕方ないよ。お忙しい方なんだから」
「本当に忙しいの? どんな仕事してるの? お姉ちゃんは陽翔さんの仕事のこと何か知ってるの?」
「U&K百貨店の総責任者で……」
「それだけでしょ」
被せ気味に切り捨てる愛結に圧され口ごもる。
美郷が知る陽翔についての情報は、愛結だって知っていることだ。
きりっと整った顔立ちに、スーツのよく似合う人で、性格は生真面目で芯が強い……らしい。
美郷が二十歳になったばかりの頃。
親が持ってきた釣書にあった写真で彼を見たのが一番最初、そしてそのたった一度きりだった。
美郷は彼の声を知らない。
婚約が決まってから、もう4年が経とうとしているが、本物の婚約者に会ったことがなかった。
本当なら、美郷が大学を卒業したタイミングで入籍をするはずだった。
「本当に忙しいの? どんな仕事してるの? お姉ちゃんは陽翔さんの仕事のこと何か知ってるの?」
「U&K百貨店の総責任者で……」
「それだけでしょ」
被せ気味に切り捨てる愛結に圧され口ごもる。
美郷が知る陽翔についての情報は、愛結だって知っていることだ。
きりっと整った顔立ちに、スーツのよく似合う人で、性格は生真面目で芯が強い……らしい。
美郷が二十歳になったばかりの頃。
親が持ってきた釣書にあった写真で彼を見たのが一番最初、そしてそのたった一度きりだった。
美郷は彼の声を知らない。
婚約が決まってから、もう4年が経とうとしているが、本物の婚約者に会ったことがなかった。
本当なら、美郷が大学を卒業したタイミングで入籍をするはずだった。