【医者恋シリーズ3】エリート外科医の蜜甘求愛
「市來、先生……?」
「このタイミングできたお前が悪い」
「え……?」
なんのことだろうと混乱し始める私を、市來先生は構うことなくきつく抱き寄せる。
背の高い先生が私の耳元に唇を寄せて、小さく「雪音」と名前を呼んだ。
「お前が欲しい。俺だけのものに、独占したい」
すぐそばで囁かれた言葉は、一気に私の心拍を跳ね上げる。
その意味を確かめるようと振り向こうとした私へ、市來先生はやっぱりどこか強引に唇を塞いだ。
「んっ……っ」
唇を完全に覆うような深いキスをした先生は、熱を宿した目で私を覗き込む。
「先生……私、先生が好きです」
その瞳に吸い込まれて、自然と素直に気持ちが溢れ出していた。
「だから、どうして煽ってくるかな」
両手で私の頬を包み込み、市來先生は急に意地悪く口角を吊り上げる。
そのまま後方にじりじりと追いやられて、奥にあるベッドの上に二人して倒れ込んだ。