【医者恋シリーズ3】エリート外科医の蜜甘求愛
「市來先生、あの、大丈夫なので」
「そうは見えなかったけどな。『痛くて立てない〜どうしよう!』って心の声が聞こえたから」
「い、言ってません! ほんと、大丈夫なのでおろして」
「あー、うるさい。重さが増すから騒ぐな」
そんな風に言われてしまうと、もうむやみに騒げない。
でも、心の中では大絶叫。
だって、お姫様抱っこをされている。
それをしているのが、この市來先生だ。
この状況だけでも視線を集めてしまのに、やっている人がこの人だと余計に注目のまと。
逃げれもしない、隠れもできない状態で、恥ずかしさに顔が熱くなる。
途中、年配の看護師さんが「あらあら」と近付いてきて、私の足の傷を目に「処置しましょうか?」と声をかけてきてくれたけど、市來先生は「俺の客だから大丈夫」と、爽やかに断ってしまった。