Summer breeze~真夏の風に、恋焦がれ

「じゃあ、気を付けて帰れよ」

「…はい」



 私たちは昼には図書館を出て、この後学校に行くと言う先生と駅で別れることになった。



 ホントはもっと一緒にいたい…

 私は何か言葉を探す。



「先生…」

「ん?」

「あの…今日は、ありがとうございました」

「どういたしまして」

「……」

「……」



 でも何も話せなくて、とうとう会話が終わってしまう。



 いよいよ帰らなきゃ、と思った時、



「南条」



と、先生が私を呼び止めた。

< 11 / 14 >

この作品をシェア

pagetop