Summer breeze~真夏の風に、恋焦がれ
 改札口で先生が見送ってくれる。

 私が手を振ると、先生も振り返してくれた。



 ホームへの階段を軽やかな足取りで駆け上がる。

 上階からは眩しい夏の陽光が降り注ぎ、南風に白いワンピースの裾が翻る。

 風をはらんだスカートがふわり。



 階段の途中、私は風に導かれるように階下を振り返る。



 改札口の向こうで眩しそうに額に手を当てた先生が此方を見上げていた。

 振り返った私にもう一度手を振る。



 私も先生に手を振る。



 先生またね。

 明日は日曜日だけど、月曜日の一番に先生に逢いに行ってもいいかな?



 だって私…



 先生のこと、好きなんだよ─

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