Summer breeze~真夏の風に、恋焦がれ
 図書館では進学や就職に関する本の他、私の好きな小説なんかも見て廻った。

 先生が

「普段好きな本からもヒントが得られるかも知れないよ」

と言ったから。



 私が気に入っている本を幾つか先生に見せると、

「これなんかも好きじゃない?」

 と言って、先生が似たテイストの本を見繕って紹介してくれた。



 それらは、背表紙に書かれたあらすじを読むと確かに私好みのもの。



「うん!この感じ好きかも!」



 私が言うと先生は満足げに頷いて、



「なんか俺、お前の好み分かってきたかも」



 と眼を細めて満面の笑みでほころぶ。
< 9 / 14 >

この作品をシェア

pagetop