王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
アイリーンはこれまでとは打って変わり、心底感嘆した様子で鼻息を荒くして語る。エミリーに対して感情的になった時、アイリーンの淑女然とした口調は崩れる。だが、今更そんなものに驚いたりはしない。
ところが今回は、聞かされた内容があまりにも予想外で衝撃的なもの。耳にした瞬間、俺は驚愕に打ち震えた。
「エミリー、だと?」
弾かれた様に座席を立ち上がり、円卓を回り込んだ。その際に椅子がガタンと大きな音を立てたが、俺には気にする余裕もなかった。
「え!? なに? もしかして私、余計な事、言っちゃったかしら!?」
俺の鬼気迫る様子に、アイリーンは狼狽した。