王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
俺の声掛けで、ミハルは弾かれた様に草案を差し出した。
けれど俺は、差し出されたそれよりも、ミハルの語った内容に目を見開いた。
「なんだと!? もう一度言ってみろ!?」
「も、申し訳ありません!」
職務怠慢を指摘されているとでも勘違いしたのか、ミハルは直角よりも鋭角に腰を折って頭を下げた。
「其方の妹はよもや、病床に伏せって薬を服用していたりはするまいな!?」
俺の勢いに圧されながら、ミハルがおずおずと顔を上げる。
「え? あ、はい。妹はずっと薬を飲んでいますが」
そうして困惑も露わに、答えた。
「妹は、幾つだ!?」