王子?団長?どっちもお呼びじゃありません!!~異世界悠々おひとりさま満喫日記~
もし、私に対して僅かにでも情報提供のマージンが発生するというのなら、それは暮らしに事欠く誰かのために活かせれば嬉しかった。そしてアイリーンは、それを当たり前のように実行している。
しかもアイリーンは、社会的な弱者に対し、多くの雇用を創出していた。
二重三重の社会貢献を、アイリーンは当たり前に熟す。
「ううん、社会に稼がせてもらってる訳だから、社会貢献は当然の事よ。雇用だって、ちゃんと働きさえしてくれれば、出自や性別は関係ないもの」
……この世界にあって、アイリーンのその思考はなかなか持ち得るものじゃない。しかもその心のまま実行するというのは、本当に稀有な事なのだ。
「なかなか、出来る事じゃないよ。やっぱりすごいのは、アイリーンだよ」