担当の営業社員は傲慢でした。【短編】
明け方、帰り着いたアパートで乱雑に靴を脱ぎ捨て、そのままベッドに倒れ込んだ。


目が覚めたら朝になってた。
朝に……うん、二十四時間ぶっ通しで眠ってたらしい。
まあ、連日の疲労が溜まってた上に、昨日歩いて帰ったことを考えれば当たり前か。

冷蔵庫からミネラルウォーターを出して一気飲みし、ふらふらと浴室に向かう。

……身体が痛い。
特にふくらはぎ。

ぼーっと浴槽にお湯が溜まるのを待ち、いつものカモミールのミルクバスにした。

ゆっくりと浸かって手足を伸ばす。
そして、特に痛むふくらはぎを中心に、念入りに揉みほぐした。

二十代も半ばを越えるとそろそろ、身体に無理も出てくる。
というか、せっかく金曜日、エステに行ったのがすべて無駄。
お肌もかっさかさに戻ってる。

「……はぁーっ」

お風呂の中で大きなため息。
< 16 / 26 >

この作品をシェア

pagetop