担当の営業社員は傲慢でした。【短編】
「権利!
権利、ね!
あるんだよね、それが!」

くつくつとおかしそうに、身体をくの字に曲げ、膝を叩いて笑ってるあいつに、なにが起こってるのかわからなくて困惑した。

「売り上げ第一だからね、やっぱり会社って。
だから成績トップの俺にはある程度のわがままが許されるの。
それがおまえ」

「……は?」

云っていることが全く理解できない。

「俺がおまえがいいって云えば、よっぽどのことがない限りおまえが俺の補佐なの。
それで俺が上機嫌で仕事して、売り上げも伸びりゃ会社としては万々歳。
OK?」

「はあ」

……私は人身御供ということでいいんでしょうか?

「俺はおまえを手放す気はないし、だからおまえが俺の補佐を外れることなんてできない。
Understand?」
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