クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
「部屋暗かったし、そんな見えなかったよ」
とりあえず慰めの言葉を口にしたら、彼女はブランケットからぬっと顔を出した。
「でも……」
恥ずかしいのはわかるが、着替えさせなきゃ悪化していたと思う。
「綺麗な身体してるのに、何が問題?」
にっこり笑ってそう問えば、彼女は青ざめ、叫ぶように俺を責めた。
「しっかり見てるじゃないですか……コホッコホッ」
「そんな大声出すから咳き込むんだよ。インフルエンザこじらせて気管支炎になるぞ。ほら、薬」
綾香を起き上がらせて、薬を飲ませる。
「だったら、先生のせいです」
上目遣いに俺を睨むと、彼女は薬を飲んだ。
「意識しすぎ。俺が着替えさせたのは、医療行為の延長だよ」
クスッと笑って軽くあしらう。
「だったら、研究室でキスしたのは?……あっ!?」
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