今日も君につままれ包まれる
「えっ?」



素っ頓狂な問いかけに私は固まってしまった。





『ユッキーは高校からこっち?中学とかでは見かけなかったし、まぁいたら絶対もっと早く見つけてたし』




(見つけた?どうして私を探す必要があるんだろう)



「...はい。高校からこっちで...昔から原因不明というか不幸体質みたいで色々...と言ってもそれは私だけだったので何とか過ごしてましたけど...」




今日みたいな事は生まれて初めてだった。





『...なるほど、ね。うん、そうだろうと思ったよ』



まるで私がそういう事を知っていたかのように頷き、
『単刀直入に言うと憑かれている



それもそこらの人と比べ物にならないくらいの数のモノから』




「えっ?憑かれている...んですか私」
(幽霊って本当にいたんだ...)



「その寺原先輩は霊感とかが強いんですか?」





そう言うと先輩は少し迷ったような顔をした後、
『えっ?んーまぁそんな所かな。ま!とにかくユッキーは今までよく耐えてきたよ』



そう言葉を濁し、また私の頭を今度は優しく撫でた。






今まで、色々な人に言っても笑い飛ばして終わっていたけれど先輩はちゃんと信じてくれた。

それだけで今までの疲れが吹っ飛んだような感じがした。
加えて何だか居心地が良い。



(でも今までお祓いをして貰っても治ったことは無いし、憑かれていると分かってもどうすれば良いのだろう...)





そんな不安な顔を見た先輩は、
『大丈夫、これからはオレがいるから!憑いてるのも近付く怪異も吹き飛ばしてみせるよ』




「えっ、本当にそんな事出来るんですか」




『まー少なくとも前よりはユッキーの不幸体質、治ると思うよ



ただ...』





「?ただ...?」






『オレと一緒にいてほしい』
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