社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
それを聞いてた遊が、

「ぷっ
くくくっ」

と笑い出した。

「遊、何よ?」

私が聞くと、

「姉ちゃん、気付いてる?」

「何よ?」

「さっきから、お義兄さんだけが謝ってるよ。
どこかの夫婦と一緒だな。」

私は、驚いて修努を見ると、修努は苦笑していた。

「遊くん、それはできれば、気付かないフリを
して欲しいんだけど。」

「だって、今のは…」

私が言い訳をしようと口を開くと、

「いいんだよ。
俺は昔から、のどかを甘やかすためにいるん
だから。
のどかは、そのままののどかでいて。」

と言われてしまった。

私、修努を振り回してる?

「修努、私、修努に嫌な思いさせてない?」

「俺はのどかといて、幸せな思いしかして
ないよ。
だから、結婚したいんだし。
のどかが気にする事は全然ないよ。」

修努…

「修努、だいすき。」

私は修努の耳元で囁いた。

修努は嬉しそうに笑った。
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