社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
「なに?」

「側にいて。」

ふふっ
かわいい。

「大丈夫。ちゃんと、ここにいるよ。」

「違う。ここ!」

修ちゃんは、自分のベッドの空いている所をポンポンと叩いた。


ふぅ………
これは、添い寝しろって言ってる?

どうするかなぁ?


でも、まぁ、こんなに酔ってたら、襲う気力もないでしょ?


「修ちゃん、変な事したら、怒るからね!?」

私は一応、釘を刺して、修ちゃんの隣で横になった。


はぁ………
恋人でもない人の隣で寝るなんて、初めてだよ。

でも、すぐ目の前にある修ちゃんの顔…
カッコいい…
これは思わず、見惚れる。
まぁ、これくらいの役得はあってもいいよね。
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