社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
11時50分。
社長特権で、お店が混む前にランチに出る。
修ちゃんが連れてきてくれたのは、女の子が好きそうなイタリアンのお店。
「社長は、ここには、よくいらっしゃる
んですか?」
私が聞くと、
「いや。
今日は、男の目が少ない所に行きたかった
から。」
いやいや、どういう基準?
こういう女子が多い店は、イケメンの修ちゃんが視線に晒されるよ?
で、私が値踏みされる。
修ちゃん、女子の生態が分かってないなぁ。
「のどかは何食べる?」
メニューを広げて、聞いてくるが…
「社長。ここは、社長室ではありません。
他者の目もありますので、『佐倉』とお呼び
ください。」
「佐倉さん、何食べる?」
修ちゃんはため息をひとつ吐いて、言い直してくれた。
社長特権で、お店が混む前にランチに出る。
修ちゃんが連れてきてくれたのは、女の子が好きそうなイタリアンのお店。
「社長は、ここには、よくいらっしゃる
んですか?」
私が聞くと、
「いや。
今日は、男の目が少ない所に行きたかった
から。」
いやいや、どういう基準?
こういう女子が多い店は、イケメンの修ちゃんが視線に晒されるよ?
で、私が値踏みされる。
修ちゃん、女子の生態が分かってないなぁ。
「のどかは何食べる?」
メニューを広げて、聞いてくるが…
「社長。ここは、社長室ではありません。
他者の目もありますので、『佐倉』とお呼び
ください。」
「佐倉さん、何食べる?」
修ちゃんはため息をひとつ吐いて、言い直してくれた。