爽やかくんの為せるワザ





そうして参加メンバーが全員集まり、クリスマスパーティーは無事開催された。


たくさんのジュースやご飯が用意されていて、ほんとに桃ちゃんの完璧さには頭が上がらない。

それにはきっとここにいる皆が気付いてる。




「それにしても桃とカツが付き合ったのは今年1番のビッグニュースだよね」
「カツよく頑張ったなぁ!」
「なんか驚きだけど、今更って感じもするよね」

「ちょっと皆、あんまり言うとカツが調子乗るからやめてよ」

「調子乗らねーよ!」

「桃ってカツにデレたりするのかな?」
「なんか全然想像出来ない」

「敬吾の私服初めて見たけど、結構好みかも」
「敬吾ってうるさくなかったら優しいし面白いし、モテそうなのになぁ……」

「え!?まじで!?」

「ほら、こういうとこがモテない理由だよ」
「ね、花恋」

「え?私は元気で明るい方が良いと思うけど……。敬吾くんの魅力の1つじゃない?」

「か……花恋ちゃん……!!」

「花恋は優しいなー」
「見てよこれ。敬吾昇天してるよ」




楽しげな雰囲気で会話が交わされていく。


そんな会話を聞いて笑っていると、ぱちっと佐賀くんと目が合った。




「……」




どう反応しようか一瞬悩んでいると、佐賀くんは小さく手を振って微笑んでくれた。


その笑顔があまりにも綺麗で、私は呆然としてしまう。



……佐賀くんの優しさに救われるなぁ。


< 267 / 311 >

この作品をシェア

pagetop