爽やかくんの為せるワザ
そうして参加メンバーが全員集まり、クリスマスパーティーは無事開催された。
たくさんのジュースやご飯が用意されていて、ほんとに桃ちゃんの完璧さには頭が上がらない。
それにはきっとここにいる皆が気付いてる。
「それにしても桃とカツが付き合ったのは今年1番のビッグニュースだよね」
「カツよく頑張ったなぁ!」
「なんか驚きだけど、今更って感じもするよね」
「ちょっと皆、あんまり言うとカツが調子乗るからやめてよ」
「調子乗らねーよ!」
「桃ってカツにデレたりするのかな?」
「なんか全然想像出来ない」
「敬吾の私服初めて見たけど、結構好みかも」
「敬吾ってうるさくなかったら優しいし面白いし、モテそうなのになぁ……」
「え!?まじで!?」
「ほら、こういうとこがモテない理由だよ」
「ね、花恋」
「え?私は元気で明るい方が良いと思うけど……。敬吾くんの魅力の1つじゃない?」
「か……花恋ちゃん……!!」
「花恋は優しいなー」
「見てよこれ。敬吾昇天してるよ」
楽しげな雰囲気で会話が交わされていく。
そんな会話を聞いて笑っていると、ぱちっと佐賀くんと目が合った。
「……」
どう反応しようか一瞬悩んでいると、佐賀くんは小さく手を振って微笑んでくれた。
その笑顔があまりにも綺麗で、私は呆然としてしまう。
……佐賀くんの優しさに救われるなぁ。