青い鳥
「もしかしたら、今井さんのストーカーという可能性も否めません。心当たり、ありますか?」


あの後、今井律が警察に電話をしてくれて警察がやって来た。
私も色々訊かれて話したし、今井律も通報者として色々訊かれた。

でもストーカーの心当たりは全く無い。
あるとすれば、この隣に居るこの男くらい。

「……心当たりはありません」

「そうですか。ここは安全とはいえません。ご家族かご友人の家に行くことをお薦めします」

家族か、友人……

「頼れる人は、居ません「じゃあ、彼氏の俺の家に来させますから」


は?


私の言葉を遮って、勝手なことを口走る今井律に私はポカン。


「何勝手なことーーーーむぐっ!」

「もう夜の二十二時だし、壁も薄そうなアパートだから近所迷惑にもなってるだろ?警察はまた律に何かあったらいけないから、誰かの家に行きますって言うまで解放してくれないぞ?」

私の口を塞ぎながら耳元でボソリ。
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