クールな御曹司の本性は、溺甘オオカミでした
「オフィスでずっとずっと泣きそうな顔してた。俺の顔をまともに見れなかった」
「うぬぼれないで」
「うぬぼれます。あなたは俺が好きなんだ」
そう言って抱き寄せられたとき、私に抗う意志は残っていなかった。千石くんの匂い、温度、私の欲しかった全部がそこにあった。手をのばさずにはいられないほど魅力的で、愛しいそれらを、私は力一杯抱き締めた。
彼は私のものにはならない。説明も釈明もなしに、ただ私を抱き締めにきた彼は、きっと私に話していないことがある。
つまりはそういうことなのだ。彼は依然『諦める』つもりでいる。
夢中で重ね合った唇は甘く柔く、幸せな感触がした。もつれるようにベッドに転がり込んだとき、私も千石くんもお互い以外は何一つ頭になかった。ひたすらに互いの存在に集中していた。
嵐のような夜だった。初めての夜よりいっそう激しく私たちは抱き合った。
そうしなければ死んでしまうとでもいうように。
「うぬぼれないで」
「うぬぼれます。あなたは俺が好きなんだ」
そう言って抱き寄せられたとき、私に抗う意志は残っていなかった。千石くんの匂い、温度、私の欲しかった全部がそこにあった。手をのばさずにはいられないほど魅力的で、愛しいそれらを、私は力一杯抱き締めた。
彼は私のものにはならない。説明も釈明もなしに、ただ私を抱き締めにきた彼は、きっと私に話していないことがある。
つまりはそういうことなのだ。彼は依然『諦める』つもりでいる。
夢中で重ね合った唇は甘く柔く、幸せな感触がした。もつれるようにベッドに転がり込んだとき、私も千石くんもお互い以外は何一つ頭になかった。ひたすらに互いの存在に集中していた。
嵐のような夜だった。初めての夜よりいっそう激しく私たちは抱き合った。
そうしなければ死んでしまうとでもいうように。