チャラめ男子と鈍感女子
トクンッ―――
まただ。
何故かエミリーの笑顔は、俺の胸を高鳴らせる。
女の子といると楽しい...前はそう思ってた。
だけどエミリーといると勝手が違うようで...
楽しい気分だけじゃない変な感情、これって一体...?
「....さん。片瀬さん!」
「へっ? どうしたの?」
「どうしたじゃないですよ! 何回も呼びかけたのに反応がなかったから...」
心配そうにこちらを覗きこむエミリー。
いつの間にか俺は、自分の世界へと入り込んでいたみたいだ。
「ゴメンゴメン、ちょっと考え事してたわ」
まだ不安そうにしているエミリーを宥めながら、俺は残りのソース味の焼きうどんを食べ始めた。
まるで、今の考えを振り切るように急いで...