チャラめ男子と鈍感女子
「次はどこに行きましょうか?」
自分の作ったパンフレットをエミリーはまじまじと見つめる。
「ここからだと翼と七瀬先輩の教室が近いらしいよ? 行ってみようか?」
その教室で行われているのは『お化け屋敷』。
文化祭では定番の催し物って感じだよね。
しかし、プロデュースをしたのはあの翼という話だ。
きっと怖さは相当のもの何だろう。
「お、お化け屋敷...です、か...」
持っているパンフレットで顔を見ることは出来ないけど...
声は上擦っているし、若干肩が震えている。
「もしかしてエミリー、怖いんじゃ...」
「そんな事あるはずないじゃないですか! ま、全く問題ありません!」