チャラめ男子と鈍感女子
あらー、この反応は完璧に強がっちゃってるヤツだな。
こういう場合、やめるって言っても聞かない子が多いんだよね...経験上。
特に何も言うこと無く(言っても同じだし)、内心怖がっているエミリーを連れてお化け屋敷へと向かう事した。
「ここ...ですよね?」
「ここだね~」
翼達の教室前は、もう外観からしてお化け屋敷の雰囲気を漂わしていた。
ある程度の行列が出来ていて、中からは時折悲鳴が聞こえてくる。
「はぅっ!」
その悲鳴が聞こえる度に、エミリーが小さく声を上げる。
こんなので中に入って大丈夫なのかなぁ...
「エミリー? やっぱり止め...」
「ハロー、お二人さん! 俺の教室に遊びに来てくれたのー? ありがと♪」
俺の話を完全に遮り、いきなり現れた翼はマシンガンのように喋り出す。