チャラめ男子と鈍感女子
いやいやいやいや!
アレはさすがに怖いって!!
俺でもちょっと肝が冷えたよ...
「こ、怖かったですね。 片瀬さん」
「あぁ、最後のはひび...った...」
相槌を打ちながら下を向くと、そこには未だに俺の腕を離さずに涙目で見上げてくるエミリーがっ!
うわー、それは反則だって...
さっきのタメ口といい、今といい。
俺じゃなかったら喰われてるレベルの奴だよ?
「どうかしましたか? ハッ! もしや、まとわりついて暑苦しかったですか?」
「いや、あのね?」
「スミマセン!」
話を聞けよ!!
確かに何も言わずにボーッと見つめてた俺も悪いけどさっ。
「別に暑苦しいとか思ってないから...むしろ大歓迎だよー♪」
「そう...ですか? でも迷惑がられてなくて良かったです!」
...ちょっとお調子者っぽく喋ったのに、普通に返されると何か恥ずかしいなぁ。
もっと違う反応を期待したのに...