傷だらけの君は
この問いは予想してなかったのか、総司は面食らったように目を丸くした。
「縁起の悪いこと言わないでください。死にませんよ僕は」
じゃあなんで、死にそうな顔してんだよ。
いつからそんな"目"をするようになったんだ。
今すぐにでも部屋に鏡を取りに帰って、目の前に突きつけてやろうかと思ったがもう時間もない。
そのかわりに、俺の口からは大きなため息が漏れた。
「残された奴の気持ちも考えろよ」
「……僕が死んで、悲しんでくれる人なんているんですかね」
「ああ。俺とかな」
「さすがです土方さん」
……あいつも、絶対に悲しむだろう。