俺が好きって認めれば?【完】
うわ~胃が痛くなってきた。


今度こそ、まともにピンを倒さないと…。





最初の一頭目以外ガーターは無くなったものの、1,2本が倒れるのがやっと。


運よく3本倒れたのが限界だ。





恭哉君は私が残したピンを何とか倒して、スペアに持ってってくれてるんだけど…





流石にここまで自分が下手だと、申し訳なさ過ぎて投げたくない。





こんな下手なくせして、恭哉君に怒っちゃうなんて、私最低だ…。


あれから恭哉君とは、まともに口も利いてないし…。





…こんなつもりじゃなかったのに。





はあ…と大きなため息が零れる。





「じゃあ、投げてくるね」





「頑張れ恵那」





美冬の励ましに、力ない笑顔を浮かべ、レーンの上へ立つ。





すると…
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