俺が好きって認めれば?【完】
「おい恵那」


「へっ、恭哉君?」





突然恭哉君が私の元へやってきた。





「なっ、なに?」





今から投げるとこなんだけど…


もしかして、あまりの私の下手っぷりに嫌気が差して、文句を言いに来たとか!?





…今そんなこと言われても、なにも反論できない…。





無言の恭哉君をジッと見上げる。





なっ、なんだろう…。


早く、なにか喋ってよ…!





「恵那はフォームがおかしいんだよ」


「へ?だ、だって、投げ方とかよく分かんないし」





すると恭哉君は、私の背後に回り腕と腰を掴んだ。
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